○と△と◻︎。

考えていることや面白かったことを呟きます。

『1984年』ジョージ・オーウェル

僕は本を読むことが好きです。

「自分の世界観が広がる」「自分の心を耕してる」そんな気がして好きです。

 

どちらかというと、古い、昔から読まれてる本を好んで読む傾向にあります。何十年、何百年と読み続けられてきた作品に触れられることにワクワクします。

 

昔からテレビっ子ではなく、本や漫画を読むほうが好きでした。

 

『ファーブル昆虫記』『怪人二十面相』『ズッコケ三人組』などなど、今でも懐かしく思い出します。

 

ところが、この「本」を、世界中で愛されてきた名著達を、自由に読めない世界が、世の中にあるのですね。

 

本どころか、インターネット、テレビや新聞などのメディア、これらを一部の人に独占されている状態です。絶対嫌でしょう、今の日本の自由な生活を知っている方にとっては。

 

そんな「こんな世界にはなってほしくない」世界に触れることができるのがこの本です。

 

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

 

「ビッグ・ブラザー」率いる党が支配する全体主義の近未来。

 

3つのスローガン「戦争は平和なり・自由は隷従なり・無知は力なり」これらの意味するところが何なのか、明らかになる場面は、思わず唸ってしまいました。

 

インターネットの普及によって、メディアの欺瞞がバレたり、国民一人ひとりが声をあげやすくなったり、情報にアクセスしやすくなりました。本当に良かった。

 

オーウェルが今生きていたら、どのような世界観でこの本を著したのでしょうね。